甲の薬は乙の毒とはどんな意味がある?ことわざとして使う場面とは!

ことわざ・慣用句

甲の薬は乙の毒ということわざの意味を知っていますか?

甲乙と言えば契約書を思い出すわ

ひよこ
ひよこ

ことわざの意味は何となくわかる

ほんとに~?知ったかぶりじゃないの?

ひよこ
ひよこ

難しいことわざじゃないでしょ

そうですね、もっと難しい言葉を使ったことわざは沢山あるし、意味もストレートじゃないものが多いので、それに比べると割と簡単なのかも知れません。

そこで甲の薬は乙の毒の意味から深堀りしてみようと思います。

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甲の薬は乙の毒とは

甲の薬は乙の毒とは、ある人にはとてもよく効く薬でも、ある人には効かなくて、逆に毒になることがあるという意味です。

人にはそれぞれ個性という違いがあります。
身体の構造は同じでも、病気になる人もいれば、病気はほとんどなくて健康なまま年齢を重ねられることもあります。

例えば高血圧の人が血圧の上昇を抑える薬を飲んでいたとして、その薬がなければ血圧が急上昇して危険な状態になるかも知れません。

ですが、血圧が正常の人が高血圧の人が飲む薬を飲んでしまうと、血圧が低くなってしまい、身体の機能に支障が起こる恐れもあります。

このように薬を例にするとわかりやすいですよね。
だからこそ、甲の薬は乙の毒ということわざが生まれたのだと思います。

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甲の薬は乙の毒の使い方とは

甲の薬は乙の毒は、薬に限ったことではなく、「個人差があります」という意味で色んな場面で使えます。

例えば?

女性が好きなダイエットサプリやダイエットのためのエクササイズに対して使えますよ。

ことだま
ことだま

あれ?最近スリムになったね

嬉しい!少し前からジムに通っているの

ことだま
ことだま

へェ、どんなジム?私にも紹介して~

うん、じゃあ一緒に行こうよ

そして数か月後・・・・

ことだま
ことだま

何だか身体ががっちりして脚が太くなったみたい

きっと筋肉がつきやすい体質なんだね。

筋トレは控えた方がよいかも。

とまあ、人によっては同じ内容のトレーニングをしても、スリムになる人もいれば、逆に筋肉が増大してがっちりしたカラダになることもあります。

個人差があるので、誰にでも効果があるというのは怪しいものです。

このような場面では、甲の薬は乙の毒が使えます。

ある人にメリットのあることでも、ある人にはデメリットになることもあるので、人を真似してもすべてが同じように上手くいくわけではないということを教えているのですね。

まとめ

甲の薬は乙の毒ということわざの意味に思い当たることは誰にでもあるのではないでしょうか。

人はついつい自分以外の成功者からヒントを得ようとします。
同じことをすれば同じように成功できるとは限らないし、逆に失敗することもあるので、自分のことをよく見極めないとダメなのでしょう。